magaminの雑記ブログ

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結論を言うと、食べ放題の話が多い。どんな感じか実例を挙げてみる。

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【底辺労働者たちの休憩室での会話の実例】



先日、職場での昼休み休憩室での同僚たちの会話。誰が語ったかは意味がないので省く。

「さくら水産は、ごはん生卵食べ放題だからいいよね」
「関内のさくら水産に行ったとき、上野さん、ごはんを4杯も食べてたじゃん」
「あの時は、ホッケがうまくてさー。午後から動けなくなっちゃったよ」
「俺は鳥の唐揚げ定食を食べたけど、ごはん4杯は無理だわー」
「やっぱり生卵取り放題はでかいよ」
「あれー、みそ汁もつぎ放題だったよね」
「そうそう」

さくら水産というのは関東メインの居酒屋。ランチが安いので有名だ。
関内のさくら水産って私も行ったんだよね。横浜で大きい仕事があったから。そしてこの横浜での仕事っていうのは、10年も前の話なんだよ。10年も前に食べたホッケの話をしてるんだよ。確かに私も関内のさくら水産で昼飯を食べた記憶はあるけれど、何を食べたかは覚えてない。そりゃあそうでしょう? 10年も昔の出来事なんだから。

年をとると時の流れが速くなるという。これって年を取ると世界が変化しなくなるからだと思う。子供のころの10年はどんどん世界が変化しているから、あとで思い返すと長かったなーという事になるだろうし、大人になっての10年は世界が変化しなくなるから、あとで思い返した時に早かったなーという事になるのだろう。

これ、結婚して子供でもいれば、子供の成長に合わせて自分の世界も変わるから、あとで過去を思い出しても、あーいろいろあったなー、みたいなことになる。ところが結婚もせず子供もいなくて、底辺会社で同じような労働を長年たんたんと続けていると、10年前の今日の昼休みと現在の今日の昼休みとの区別がつかなくなる。まさにこれ十年一日だ。

恐ろしい。何が恐ろしいのかというと、自分でさえ忘れてしまった10年前の昼飯で自分が食べたメニューを、同僚の誰かに指摘されてしまうかもしれないということが、だ。
頭の中に手を突っ込まれたくない。

私はそっと休憩室を出た。


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結論を言うと、清掃業は底辺。清掃の資格をいくらとってもたいしたことないので、若い人は敬遠した方がいい。この職種を選べば女性にまったく相手にされなくなる、ということは覚悟しなくてはならない。

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【清掃作業員は未婚者だらけ】

私は電機メーカーの巨大研究施設でゴミの運搬をしているのだけれど、底辺職業においてゴミ屋と双璧と思われるのは、やっぱり清掃だね。
清掃の奴らはゴミ屋よりはマシだと思っているだろうが、実情は変わらない。掃除のおばさんというのは、主婦業の片手間としてのパートだからいいのだけれど、問題はフルタイムで働く男性陣だ。

この清掃で働く男性陣の未婚率というのは異常。私、この巨大研究施設で20年働いているけれど、常時20人ほどいる清掃男性陣で、
「私この度結婚しました」
などという男性は一人もいない。
巨大研究施設だから女性の職員もたくさんいる。かわいい子もいるし愛想のいい子もいる。しかし彼女たちは清掃の男性職員などという人に、自らの恋愛シャッターをあげるという事はあり得ない。ブルーカラーとホワイトカラーの間にある見えないガラスの壁を破って、大手電機メーカーの女性職員とつきあったなどという清掃職員を、私は20年間で一人も知らない。

男性清掃職員のレベルというものがどのようなものか一人例をあげてみよう。

小泉、これ別に仮名でも何でもないんだけれど、この小泉は55歳の独身。趣味は旅行だっていう。趣味が旅行って一人でどうすんだ?って思うのだけれど、本人に聞いたところによると、一人でバスツアーの旅行とかに参加するらしい。マジかって思う。私だったら、そんなのいたたまれないよ。この前は京都に行ったと言っていた。バスツアーで行くと、宿泊料とかも併せて考えると安いらしい。一人で参加する人は珍しいから、ホテルもダブルの部屋を一人で使えたりするんだって。話を聞いていて、ますますいたたまれなくなる。
救いは本人があまり気にしていないという事なんだけれど。

小泉の同僚の話によると、小泉は旅行に行くと職場のみんなにお土産を買ってくるという。えらいじゃん小泉、と思ったのだけれど、そのお土産というのはいつも近所のスーパーで買ったロールケーキなんだって。これもう正直よく分からない。

このような男性を選択しようとする女性が存在しないのは、これある意味、理の必然だね。

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かつては中卒でも大手企業に就職できたということをご存じだろうか?

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【中卒石井ちゃんの場合】

大手電機メーカーの巨大研究工場でゴミの運搬の仕事をしていると、本当に奇妙な人が寄って来る。仲間だと思われてんだろうな、知らんけど。

大手電機メーカー勤務の石井ちゃん、なぜか独身。
石井ちゃんは今度65歳で定年になるのだけれど、勤続50年だ。考えられます? 勤続50年。名誉会長レベル。
中卒15歳で入社して65歳まで。なんか昔は「金の卵」とかいって中卒が重宝された時代があったらしい。

石井ちゃんの所属は「実験センター」というところなんだけれど、石井ちゃん自身は何か実験をしている風でもない。いつも棚を組み立てたり、棚を壊したり、棚を移動させたりしている。

この前石井ちゃんに会ったら、顔を青あざだらけにしていた。
「どうしたの、石井さん。顔にばんそうこう貼って」
「駅の階段から転げ落ちたんだよ」
「おとといの朝、駅前に救急車止まってたの、あれ石井さん?」
「そう、俺」

石井ちゃんはよく階段から転げ落ちる。この10年で3回ぐらい落ちてる。普通、階段からは転げ落ちないと思うだろうけれど、石井ちゃんはてんかん持ちなんだよね。

「部長から、もうおまえは階段を使うなって言われた」

そりゃ言われるよ。

てんかんってどんなものか興味ないですか? てんかん持ちは天才に多いというよね。ドストエフスキーもてんかん持ちだったし。石井ちゃんは天才ではないと思うけど。
石井ちゃんが言うには、てんかん状態になる直前に、あっ、あいつが来る、みたいなことが分かるらしい。来るなーとおもったら、部屋の隅に行ってうずくまるんだって。立った状態でヤツが来て崩れ落ちたりしたらヤバいからだって。

てんかんってどんな感じ? なんて聞きにくいところだと思う。普通の生活をしていたら、私も人にそんな失礼なことを聞いたりしない。でも、ここは地べたの直上の底辺会社なんだよね。互いに恰好をつけあっても何の意味もない場所。

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【巨大研究工場で働く女の子の話】
(女の子というところは期待しないで)

私はトラックの運転手をしているのですが、実際に運んでいるものは、大手電機メーカーの研究工場から出るゴミ、紙、鉄、什器などの廃棄物です。
工場内のゴミ屋なわけで、はっきり言ってしまえば、巨大研究施設の中での最下層民です。

エリートサラリーマンとはあまりしゃべることはありません。
まともな人は寄ってこないのですが、変な奴が寄って来るんですよね。ゴミ屋だから仲間だと思われてるのでしょうか。

巨大工場内の有名人、みっちゃん。知的障害の女性です。これがなれなれしいのです。年のころは40か50か。ああいう人って、見た目では年齢がよくわからないです。女性だからいいじゃないのと思われるかもしれませんが、全然よくないです。工場付属の温水プールで泳ぎながらうんこを漏らしたという伝説の持ち主です。

みっちゃんは工場内のいろんなところを掃除するのが仕事です。このまえなんか私のところに来て、
「これなんてかいてあんの? これなんてかいてあんの?」
と手のひらを私に差し出しながら言うのです。その手のひらにはマジックペンで、

「ちゆうりんじよう そうじ」

と書いてありました。
「みっちゃん。駐輪場を掃除しろって書いてあるよ」
「ちゅうりんじょうってどこ? どこ?」
「そこんとこじゃないの。でも手に字を書くなんて、佐藤のババアもひどいね」
「そうそう。これじゃあわかんないよね? これじゃあわかんないよね?」
「分かりにくいよ。全部ひらがなじゃ分かりにくいよ」
「だよね。わかんないよね。わかんないよね」

いつもこんな感じです。奇妙な人ばっかり寄ってきます。仲間だと思われているんでしょう。

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