ガリアとは今のフランスです。

紀元前50年、ローマ帝国(当時は共和制)の英雄ユリウス・カエサル、英語読みするとジュリアスシーザーが、ガリアで9年間どのように戦ったのかをカエサル自らが書いたもの、それがこの「ガリア戦記」です。

これが面白いのです。

当時ガリアは多くの部族国家に分かれていたのですが、まずヘルウェティイ族がローマ属州の近くに侵入してきます。こんなものは、カエサル、ひとひねりです。
ところがそのヘルウェティイ族はガリアの外にあるゲルマン民族によって圧迫された結果押し出されてきたわけです。カエサルはこの影の悪役ゲルマン民族と戦って、見事に勝利。ゲルマン民族を舎弟にしてしまいます。
次にカエサルが目指すのは、大陸の海の向こうにあるブリターニア、要するに今のイギリスです。慣れない海戦だったのですが、これにももちろん勝利です。

そして物語の最後。

主人公にはライバルが必要です。ばらばらだったガリアに英雄があらわれます。その名はウェルキンゲトリクス。
ガリアのエリシアという町をカエサルは包囲するのですが、ウェルキンゲトリクスはガリア中の戦士を集めカエサルの軍団を再包囲しようとします。
まるでボルゴグラード攻防戦です。
カエサルとウェルキンゲトリクスとのギリギリの戦いです。もちろんカエサルの勝利。かくてガリアは平和になりました。

少年漫画かよっ

しかしこの「ガリア戦記」切れ味はすごい。この一冊読めば、少年漫画なんてもう読む必要ない。