紀元前五世紀から三世紀まで中国は戦国時代で、

趙、韓、魏、秦、斉、燕、楚

の七国がしのぎを削っていました。あるときは斉が覇権を握ったり、魏が覇権を握ったりとギリギリの戦いです。

現代の言葉を使えば、イギリスがヘゲモニー国家であったり、アメリカがそれに変わったりということです。今は平和な感じですが、これからどうなるか分かりませんよ。

中国の戦国時代も平和な時代はありました。しかし最後はどうなったかと言うと、秦と趙がガチンコの戦いを始めて、趙の兵士40万人が捕虜になります。秦はこの40万人を何百人かを残し全て生き埋めにして殺します。秦は一線を越えたのです。趙の生き残った何百人かが中国全土に秦の恐ろしさを伝える事により他の五国はビビッテしまい、後は秦の独壇場、秦の始皇帝の誕生です。

秦は中国を統一した後、他の六国の歴史を抹殺してしまい、戦国時代の様子はよく分からなくなっているらしいです。戦国時代の魂みたいなものは消え去り、漢の時代になると、それはもう別の世界です。
趙の兵士40万人は本当は最後まで戦わなくてはいけなかったのです。趙の兵士達には秦はこの世界を壊さないだろうという甘えがあったのでしょう。

今の世界も同じです。平和で比較的穏やかな世界に慣れてしまえば私達は趙の兵士のように生き埋めにされ、そして別の新しい世界が始まるでしょう。