志学(しがく)とは15歳の意味です。

論語の為政篇に

   吾十有五にして学に志し (志学 しがく)
   三十にして立つ (而立 じりつ)
   四十にして惑はず (不惑 ふわく)
   五十にして天命を知る (知命 ちめい)
   六十にして耳順ひ (耳順 じじゅん)
   七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず (従心 じゅうしん)

とありまして、「吾十有五にして学に志し」から、志学(しがく)が15歳の異称として使われるようになりました。

15歳にもなればまじめに勉強しなさい、志学すなわち学問を頑張りなさい、ということになるでしょうか。

しかし今の時代は、15歳から勉強するようでは遅くないだろうか、という心配があります。高校に入ってから真面目に勉強というのでは、親としては心配です。

ただ、志学(しがく)での学というのは、必ずしも勉強という意味ではなく、論語の中では「人格完成への道」というニュアンスです。
ですから志学とは、15歳になったら、自分は立派な大人になるんだ、という決意という意味にとりたいです。

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