今から思い出してみて、25年前、結婚というのは当たり前の事だった記憶がある。今ではとても結婚できないだろうなんていう男も普通に結婚していた。

私のオジサンは当時40歳職歴なし、自称詩人だったけれども、とりあえずバツイチだったし。

これ、当時何故皆婚時代だったのかというと、結局社会的プレッシャーがあったからだと思う。結婚プレッシャーといってしまうと話が簡単になってしまう。一方向から来るプレッシャーは認識できるのだけれど、全方向から来るプレッシャーというのは認識できないんだよね。          

1990年当時、私は20歳の健康な男性であって、もちろん性欲というのもあった。性欲というのは下半身の問題ではあるのだが、20歳のころの私はその性欲が胸の辺りまで来ていたような気がする。

今から考えると、私はそう性欲の強い方でもないし、当時から流行なんてものも大して興味はない。こんな私でさえ、好きな女性のパートナーを見つけなくてはいけないなんていう熱い欲求が胸辺りまで来ていた。          

当時の日本はあのバブルの絶頂だった。

当時私は名古屋に住んでいたが、あの名古屋にすらディスコというのがあった。男は高級ホテルを予約してクリスマスイブに彼女と夜をすごすというのが流行っていたというか、当たり前だった。大学の卒業式の日に、卒業する先輩の女の子に、あんたレンタカー借りて花束持って卒業式の会場の外で待っててくれない? なんていわれたこともある。丁重に断ったけれども。                        

結局、当時の彼彼女達の多くは、社会的なプレッシャーによってパートナーを得なくてはいけないという意識に頭のてっぺんまで覆われていたのだと思う。男だけではなく女も状況は同じなのだから、生涯未婚率も低くなる。 

時代にも雰囲気というのはある。かっこよく言えば、時代精神ということだろう。この時代精神に抗うというのは並大抵の事ではない。





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