韓国が嫌いな日本人がネットで目立ったりする。
しょうがないところもある。韓国はなにかというと日本に突っかかって来るし、めんどくさいという気持ちが日本人に生じることもあるだろう。

慰安婦とか徴用工とか、いったいいつの話か、70年以上も前の話じゃないの? ということにもなる。

でも私が、韓国すごいなと思うのは、韓国国民が一体となって日本に突っかかって来ること。だって、日本に来る韓流アイドルすら反日のTシャツを着てくるんだよ? ゆるゆるの社会に生きる若者が、よその国に自分を売り込みに行こうとするときに、その国のアンチTシャツなんて着ていかないでしょ?

たぶん韓国には、社会の中に、まあなんというか一体性を練り上げるような雰囲気みたいなものがあって、その雰囲気が反日という軸に集まっているのだと思う。だから、反日を表現しない者は反社会的なレッテルを張られるのだろうと思う。

韓国は反日思想を国民結集のために利用している、とよく言われるけれども、これは原因と結果が逆ではないだろうか。
韓国国民に結集しようとする意志があるからこそ、反日思想に結集するのではないだろうか。

これって、悪いことというより良いことなんじゃないかと思う。日本としては迷惑なんだけれど。

現代日本の困難というのは、集まって頑張れないということにある。
ネット右翼は貧困層の若者に多いと思われていたのだけれど、実は中産階級上流の中小企業の経営者に多いという。
これはなぜかというと、中小企業の経営者というのは、思想的に社員を結集させて働かせたいというモチベーションがある。昔は、会社は家族だ、とかいう考え方もあったりした。でも今では受け入れられないだろう。

しょぼい会社で真面目に働く程度では、男は結婚もおぼつかないんだよ。

結婚もできないのに会社が家族だとか、本当にどういうつもりなのかということになる。
中小企業の経営者が今まで社員を結集させていた思想は失われて、新しく彼らが頼ろうとしたのが「ネット右翼思想」ということになるだろう。
ま、こんなのは認められないだろうけれど。

ほかにも、ネットにおける左翼リベラルの主張というのは、もうほとんどヒステリーだ。
なぜ多くの国民が、反原発、反辺野古基地移転、憲法堅持、民主主義、という価値観に結集しないのか? 正しい価値観に結集するのは当然のことなのに、その当然のことが行われないのは何故なのか?

自分の主張がスルーされてヒステリーを起こす、小学校の音楽の先生みたいなことになっている。

人と人とが結集する力というのが、この日本で薄れてきているから、このような悲劇(喜劇?)が起こるのだろうと思う。

その点、韓国はすばらしい。反日という奇怪な価値観の元とはいえ、国民に互いに結集する力があるわけだから。

でも個人的にはゆるい日本で暮らす方が好みではあるけれど。