ビッグシューターという羽ものがある。伝説の名機。 25年以上前からあるし、そこからバージョンチェンジを重ねて現在でも現役機がある。 
                                                      ビッグシューターで大事なことは、羽の拾った玉がどれだけ真ん中に寄るかということ。これは羽のバネの具合が弱い台をまず探すのだけれど、これを見つけただけでは勝てない。羽の具合の弱い台がさらに弱くなるのを何ヶ月か待つんだよね。
                                                           5年ぐらい前か、土曜日の仕事帰りに狙っていたビッグシューター台を打って見たらすごく具合がいい。いやこれはもうかなり熟成されていると判断して、翌日日曜日に朝一9時からビッグシューターを打ち始めた。実際その台の具合はカンペキだった。30分も打った時点で、これは一日3万発コースだと確信した。    

メシも食べずに夜9時まで12時間打ち続けて、28000発を積み上げた。箱を積みあげるタイプの店だとビッグシューターに20箱以上積み上げるわけだから目だってしょうがないところだったけれど、この店は玉数カウント方式を導入していたので、目立たなくてすんだ。目立たないと入っても、周りのオヤジ達は首をかしげながら私のほうをチラチラ見るし、店員には 
                                                 「この台でこんなに出した人は見たことがないです」 
                                  
なんて喋りかけられたりした。そのパチンコ屋は10時半まで営業なので、9時の時点で28000発だったから、閉店までやれば30000発越は確実だったろう。ただ12時間も無休で打ち続けて、目は朦朧とするし右腕は震え出すしで体力の限界だった。結果28000発で撤収して、その店は1発4円の等価交換ではなく3.6とかなので、98000円ほどの利益になったと思う。                                              

翌日、仕事帰りに昨日のパチンコ屋に寄ってみると、私のやっていたビッグシューターは電源が切られ「調整中」の札が貼られていた。昔のパチンコ屋はいい加減なところがあったけれど、今どきの店は一台一台玉の出方を管理しているのだなと思った。一週間ほど調整中の札が貼られていたのだが、調整なるのものが終わった後で、また同じそのビッグシューターを打ってみた。いやこれ釘を調整したというのではなく、その盤自体を交換していた。正直そこまでやるかと思ったね。まあ、個人的には満足だ。昔から好きだったビッグシューターを朝から晩まで手が震えるまでやって、あのパンパカパーンという大当たりの音楽を思う存分、こんなに聞いていいの?というくらい聴いたわけだから。                                                                                                                  

現代のパチンコはかなり管理されているはず。羽もので一日10万円出したら翌日は盤を変えようというのだから、管理しやすいCR機なら客がトータルで勝つなんていうことはありえないだろう。どこの職場にもパチンコ勝った自慢をする人がいると思うけれど、そういう人は残念だけれど心の弱い嘘つきだね。




 





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