なぜ安倍政権が若者から支持されているかというと、結論から言えば、自由主義が多くの若者に拒否されているからだろう。これが何の自由かというと恋愛の自由だ。

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【お金は再配分できるが、恋愛は再配分できない】

恋愛やそれに伴うセックスが全く自由になってしまったから、多くの若者が女性にあぶれてしまっているという。
若い女性というのは股に蜜ツボをはさんで歩いているようなもので、あれちょっとずるいよね。あの蜜ツボが自分だけの物であると考えるなら、それを出来るだけ高く売ろうと考えるのは自然だろう。自由主義における必然の帰結だ。

20代男性の童貞率が40%ということになっている。最近の若者の草食化というのが言われるけれども、男女が互いを求めあう情熱なんていうのは万古不変だ。男性の童貞率や未婚率が上昇しているのは、SEXの供給が絞られてしまったからだろう。では、女性の蜜ツボはどこに行ってしまったのか。

昔、まあ昔といっても30年ほど前なのだけれど、男性の生涯未婚率は4%ほどだった。今から考えると異常に低いのだけれど、これはどうなっていたのか。
おそらく、女性の蜜ツボを出来るだけ多くの男性に配分するようなシステムがあったのだと思う。これは男性からは見えにくいのだけれど、女性世界の中に、蜜ツボを回収し再配分するようなオルガナイザー的人物が要所要所に存在していたのだろう。
いや、これは現在でも存在はしているだろう。女性を多く抱える企業内においては、女性世界が形成されていて、抜け駆け禁止とか社内での蜜ツボ不当廉売禁止とか暗黙のルールがあって、ボス的な女性がルールの番人になっているというのは大いにあり得る。

この女性世界に接続できない男性というのが、近年増えてしまったのだろう。地域の一体性が消滅してしまって、フリーターや派遣の男性というのでは、女性の蜜ツボ再配分世界に接続できない。
接続できずに自由主義世界に投げ出されてしまっては、そこは全く弱肉強食の世界で、これは厳しい。SEXできなくても死ぬわけではないから、負け犬は誰にも同情してもらえないという。

ゆえに若年層で反自由主義的な雰囲気が醸成されてしまっているのだろう。

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