高校1年の男の子が、自分が存在しない代わりに二歳年上の姉がいるというパラレルワールドに迷い込むという話だった。
この姉というのが主人公と比べて何かと優秀で、この世界は自分の代わりに姉がいるだけなのに何だかいい方向に動いているという。例えば、主人公の世界では、彼の恋人は事故死しているのだけれど、こちらの世界ではピンピンしていたり、険悪な仲だと思っていた両親がこちらの世界ではラブラブだったり。
そしてこの小説の題名が「ボトルネック」だという。
猛烈にいやな予感がするだろう。おまけに主人公の少年はほんのりとネガティブなんだよね。

278ページで主人公の少年が、

「見るべきものはすべて見た」

なんて言っている。
イヤイヤイヤイヤ、君はそんな平家物語みたいなことを言っているからダメなんだよ。
オジサン、少年よ大志を抱けって思うね。