土曜の昼下がり、なんか軽く読める本はないかと思ってブックオフに行ったら、恩田陸の「六番目の小夜子」を発見。
そういえば、「本が好き」内の有名レビュアーさんが、この本を紹介していたことを思い出し購入。

恩田陸なる小説家のものは始めて読んだ。表紙裏の作者写真から判断すると、この人は女性なんだろうね。

内容は、高校生の青春と後ちょっとオカルトみたいな話だった。全体として悪くないと思った。
高校時代を思い出した。でも私が通っていた学校は、こんな青春学校ではなかったのだけれど。進学校というところは同じなのだけれど、岡山県のド田舎にある中高一貫の全寮制の男子校という、シャレたオカルトよりも横溝の金田一のほうが似合うような場所だった。
とにかく最悪だった。周りのやつらは、医者、歯医者、税理士、大学教授などの息子が多かった。親が自分の跡を継がせようというので、子供をスパルタ式の進学校に押し込んだということなんだろう。私は八百屋の息子で、高校生なのに場違いなところにいるという感覚があった。
大学に入って、体育会男女バレー部仲間と名古屋の東山動物園にピクニックに行った。みんなでワイワイ弁当を食べている時、
「世の中にこんな楽しいことがあるんだ」
と感動したことを覚えている。

この小説の沙世子というのはすごい美人で、美女は権力の源泉だみたいな設定になっているのだけれど、世の中、美人にへつらう馬鹿男ばかりでもないだろう。面の皮1枚で権力でもないと思うけど。