日速200ページペースで読む感じでいきたい。

「国家」という本は、ヨーロッパ哲学の頂点に輝くものだろう。ヨーロッパ史上最高の言説を、ゆっくり読んでいこうという。

「正義を救ってくれ」

ソクラテスは懇願される。 正義とは何なのかというと、通俗的にはよい評判とか多くのお金とかをもたらしてくれるものなんだよね。そんな堕落した場所から「正義」を救ってくれという。正義が正義として価値があるように、正義の概念を確立してくれという。
これは難しい問題だ。正義感による行動が、実は個人的な思い込みに過ぎなかったなんていうことはザラにある。普通に考えたのではこの問題は解けない。 つい、正義なんていうのは相対的なものだと言いたくなるよね。

ところがプラトンは驚くべき論理と巨大な枠組みを展開し、「正義」とは何かを見事に説明した。西洋人は、このプラトンの枠組みからいまだに出ることができない。

ではそのプラトンの「正義」の論理とはどのようなものか、それを今週、じっくり読んでいこうというわけだ。