私は実際、25年前に旭川近くの肉牛牧場で1年間働いたことがある。 なぜ1年なのかというと、当時1年働けば、辞めたあとに、地元に帰って失業保険がもらえたんだよね。 牧場で働いて、そして今思うことは、仕事はきつかったし給料は安かったけれど、そこで働いていた若い男の子女の子はかっこよかったし可愛かったということだ。 だいたいにおいて、大きい牧場で1年も働けば、彼氏彼女は必ず出来る。 これだけは、私は保障する。 なぜ保障できるのかというと、牧場の仕事はきついからだ。  だいたい、北海道という日本の果てまで行って働こうという、誠実でまじめな女性に言い寄られて落ちない男はいない。北海道という日本の果てで働くような心の不安な女性で、まじめに働く若くて力強い男性にアプローチされて、心を動かされないなんてありえない。  東京のマチコンなんかで、パートナーを見つけようとする人たちの一番の不安なところは、相手が誠実な人かどうか分からないところだろう。牧場においては、来て一ヶ月以内に辞める人というのは半分ぐらいいる。すなわち、1ヶ月で異性としてのある程度の価値が保障されるわけだ。 これはかなりの効率だ。 逆に言えば、それだけ牧場の仕事がきついということなのだけれど。