休日は、私が家族の夕食をつくることになっている。 子供が四人いる。 長男21歳大学生、長女高2、次男小5、次女小2。こいつらと妻の分の夕食ということになる。  今日は餃子にした。できるなら避けたいメニューだ。なんせめんどくさい。 つくるのに1時間弱かかる。 はるか昔、妻と付き合っていたとき、機嫌をとるために下宿によんで、手作り餃子を何回か作ったことがあった。 それをあいつ、いつまでも覚えているらしく、「夕食、なにがいい?」と聞くと、「餃子、餃子」 とうるさいぐらいだ。   スーパーにいって、大判餃子の皮20枚入りを2つ買う。40個も作ればいいだろう。あと、ひき肉を400グラム、小さめのキャベツ1個、あとニラを買おうと思ったのだけれど、1束198円もする。 ニラはなくてもいいだろうということでパス。  キャベツをみじん切りにして、ひき肉と混ぜる。キャベツの代わりに白菜でもいいのだけれど、白菜だと塩をふって水をしぼらなくてはならなくなる。これをやらないと、水分たぷたぷ餃子になる。 餃子の種に調味料を入れる。これは何でもいい。今日は、ソース、酒、胡麻だれ、ポン酢、豆板醤、塩、を入れた。整合性とかない。余ってるやつを使おうというリサイクル精神だ。  後は皮に包んで焼いて蒸す。 焼く時にだいじなことは、フライパンいっぱいに餃子を敷き詰めてはいけないということだ。だいたい家で作る餃子なんて、焦げ付くものであって、最後に鉄のへらで下からこそぐ必要がある。こそぐためには、へらを差し込むための空間がなくてはならない。家庭用のフライパンだと、一回につき餃子10個が適数ではないだろうか。  今回は40個作ったので、焼きは4回転した。 私なんか、焼くのが忙しくて、台所で立って食べてる。食べながら焼いてるみたいな。  忙しいよ。  ある意味これは呪いだと思うね。安上がりに女の子の気を引こうとした呪い。