安心して観れる映画だね。 競技かるたなるものを、高校生の5人組で戦うという話なのだけれど、これだけで映画という表現形式内での統一性、整合性、というものは与えられやすい。みんなで頑張る、ということと、物語の統一性、ということとの距離は非常に短い。 かつ、整合性の根拠が「競技かるた」というもので、これが日本の伝統っぽくて、整合性の根拠の説明というのがいらないというのも強みだよね。  すなわち、「高校競技かるた」なるものが、団体戦メインで日本の伝統体現という、映画の存在基盤である「整合性とその根拠」というのを同時に満たしているという、すばらしい題材なんだよね。 たいした技がなくても、映画で前編と後編という、普通なら無理な構成もけっこう軽くクリアーしてしまっている感じだ。これなら、もう一発ぐらい続編がいけるのではないかという感触だ。