小池百合子率いる都民ファーストの会というものは、現状の富の固定化を狙うような、日本版のトランプ政権みたいなものだと思う。富の固定化が悪いわけではない。一つの政治スタンスだろう。  現状の安倍政権は、総力戦を呼号して、富の再分配を考えているだろう。今日の日経新聞を見てほしい。日経は社会保障の改革キャンペーンをやっていて、ついに今日の1面トップに、「国民皆保険による医療を医師の半数は持続不可能と判断」という記事を持ってきた。では持続不可能ならどうなるか? 必然的に資産課税ということになる。資産課税というものが導入されてもっとも不利益をこうむるのは、とうぜんながら資産家だ。東京というのは土地も高くて、東京に持ち家があるだけでも、地方からみれば十分な資産家といえる。都民ファーストの会の躍進は、安倍政権の資産課税をちらつかせる様な総力戦政策に対して、堅実に資産を維持してきたと自負している都民中間層の不安の表れだろう。