20年ぶりに友達の家を訪ねたら、友達は結婚していて、子供も何人もいて、杜甫のところに可愛く挨拶に来たという詩なんだけど。  

いずくんぞしらん二十載  
重ねて君子の堂に上らんとは  
昔別れしとき君いまだ婚せざりしに  
児女たちまち行をなす  
いぜん父の友を敬して  
我に問う「何れの方よりきたるや?」と    

子供って可愛い。昔の友達の尋ねて、そこの子供に「おじさん、どこからきたの?」なんて聞かれたら、自分は何処から来たのかなんてしみじみ思っちゃうよね。そして友達の家族と別れて自分の人生が始まるわけだ。  

明日山岳を隔てなば  
世事ふたつながら茫茫  

なかなか杜甫のようには書けないだろう。

   
私の小学2年の女の子の宿題で、「心の鬼をおいだそう」というのがあった。 まず鬼の名前を決める。そしてその鬼の絵を描く。最後に、その鬼がどのようなものかという説明がある。  鬼の名前は「ねぼうおに」。ニッコリ笑ったかわいい鬼。 その鬼は、「おそいじかんまでまんがをみたりするおに」だという。実際の子供というのは、杜甫の詩に出てくる子供と同じように、大人の感覚とはちょっとずれているところにある。