私は46歳で子供が4人いるのだけれど、みんな元気に学校に行ってくれて本当にすごいと思う。私が小学校のときは、学校をずる休みしてNHKの教育テレビを見ることが楽しみだった。今から考えると異常にテンションが低かった。おどおどしていて、いつも回りの様子をうかがうような感じだった。いじめられるということもあったけれど、今から考えると、心の弱い子供が私のような人間をいじめることはありえるだろうと思う。正直危ない状況だったと思う。   ただ勉強だけは出来た。小学時代の算数とかは、ばかばかしくてしょうがなかった。国語の時間の音読なんて、なぜ声をだして読まなくてはいけないのか意味が分からなかった。高校になっても、今から考えてなのだけど、テンションはあがらなかった。何かをちゃんとやるということは出来ない。英語が苦手だった。単語をちゃんと覚えるということが出来ない。しかし、理数系は得意だったから、帝国大学の上位校に行った。行って驚いたのは、ここにいる人たちは普通のきちんとした人たちだということ。きちんと単語を覚え、きちんと授業に出て、きちんと大手企業に就職するだろうという意味。訓練が出来ているよなーと思った。正直、私には無理だ。きちんとして人生を終わったとしたなら、ぐだぐだの本当の自分の魂は救われないだろうと思った。これは明確に思ったのではなく、なんとなく思っただけなのだけれど。 大学を辞めて引きこもるようになった。両親が死んでいて、完全に引きこもるお金はないから、月に5万ほどバイトして後はずっと本を読むような生活を2年ほどやった。大学の時の知り合いの女の子が、私のアパートに来てくれて、掃除したりごはんを作ったりしてくれた。つい抱きしめたら、いろいろあって子供が出来たんだよね。これはまずい、なんでも働くなくてはいけないということで、底辺なのだけれど定職で働き始めた。 20年たった。 思うのは、みんなギリギリでやっているのだなということ。大学の知り合いたちは、ちゃんとした教育を受けてちゃんとした企業に勤めて、まあ粉骨砕身の人生だ。底辺の人たちは、ゆっくりなくせに、チンピラみたいなのもいるし、仕事しているアピールがうるさいのもいる。  自分のような人間でも、結構この世界でやれるものだなと思う。自分としては、自分なりに努力したつもりなのだけれど、どうなのだろうか。