本とか新聞とか読むと普通なにか思いつくことがあるのだけれど、今日は何も思いつかない。             今は夕飯時で妻がハンバーグをつくっている。私はここ10年ぐらい夕飯というのを食べていないので、平日は妻が夕飯を作って、妻が子供達と一緒に食べている。日曜日は私が夕飯を作る。この前の日曜日は私の手作り餃子だった。私は試食程度しか食べないけれど、妻と子供は食べていた。                            いままったくハンバーグが出来たらしい。19歳のおにいちゃんがご飯をついで、6歳の女の子がご飯を運んでいる。小学4年の男の子は箸を出している。高一のおねえちゃんは塾で現状不在。6歳の女の子は納豆好き。メインディッシュがハンバーグなのに、独自に納豆をかき混ぜている。ハンバーグにケチャップを満遍なく塗りつけて、そのままハンバーグを食べるのかと思いきや、納豆ご飯を食べ始めた。おにいちゃんが、                 「何で子供ってハンバーグにケチャップを満遍なく塗るのだろう」                              などとひとりごちている。6歳の女の子は、                                           「大人はなぜハンバーグにケチャップを塗らないのか」                                    と反論している。                                                          小学4年の男の子は、                                                       「塩を沢山食べるとなぜからいのか」                                              などと、答えようのない疑問を提示する。そのうち残りのハンバーグを誰がどれだけ食べるか、なんていう議論を始めだした。妻がこの子は大きめハンバーグ、この子は小さめハンバーグなどと、正義の分配を始めた。       いつもの日常だな。                                                        明日の朝ごはんの話が始まった。ご飯がいいのかパンがいいのかとか、どっちでもいいだろうと思うけれど、なんにでも微妙な差というものはあるからね。夕ご飯も、もう終わりらしい。