「パイドン」の中でソクラテスはイデア論というのを語る。イデアというのは観念という程度の意味だけれど考えればいいだろう。

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【プラトンのイデア論】

例えば目の前に机があるとする。

机は机だよね。
プラトンは目の前の机を「机の概念」と「机の実体」とに分ける。机の実体は時間と共に滅びるだろうが、机の概念は永遠に滅びない。

ある有名な日本の哲学者は、このイデア論を奇妙な考えと言っていたが、本当に奇妙だろうか? 

小学校の算数の問題においては、

「リンゴが10個あって、3個食べると残りが何個でしょう」とか
「10個のりんごを5人で分けると一人何個もらえるでしょう」

みたいな問題があるけれども、リンゴとか分けるとか何個とか、正解を得るのに邪魔なだけだ。実体と観念を峻別して、実体を切り捨てて観念のみで思考した方が数学において全く有利。10とか3とかという観念のみで考えた方が、速く遠く論理を展開できるというのは理系人間なら誰でもが知っていることだ。

実体と観念を峻別するということが、すなわちイデア論だろう。奇妙どころかきわめて普通の思考パターンだ。


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