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私はトラックの運転手をしています。会社も助手を何人か抱えているのですが、人手が足りなくなると派遣人材を頼んだりします。

夏の暑いときに仕事も終わって、
「おつかれさーん」
みたいな感じで、派遣のオジサン達と事務所でコミュニケーションしていたのです。あいつら汗だくのTシャツで帰ろうとするから、私は
「着替えていけばいいじゃん」
というと、派遣のオジサン達は
「駅のトイレで身体を拭いて、そこで着替えるから」
というのです。私、びっくりしちゃって、
「そこの洗面所で、タオル濡らして身体拭いていいよ。まあ、会社の洗面所なんだけど。べつに何の問題もないと思うよ」
オジサン達、いいんですか、なんていいながら事務所で着替えていきました。

後日、その話を同じ運転手仲間でしていたのです。「あいつら駅で身体を拭くなんていうから、ここでやればいいよって言ってあげたんだ」 見たいな感じで。
一人の運転手が(私よりも会社に後で入ってきたけど私より年上)、
「ほっとけばいんだよ。あいつら駅で身体を拭くことなんて慣れてるんだから」
と言うのです。
私、カッチーンときて、
「そんなことに慣れるべきではない。ここは川崎であってハルビンじゃない」
と言ったら、みんなシーンとなっちゃって。

私は、誰にでも同じようにやさしくしたいと思い続けて生きてきました。このような考え方は基本、損なのです。みんな自分をより愛して欲しいと思ってますから、誰にでも優しいというのは逆に嫌われます。今回も二度と会うこともない派遣のオヤジに優しくして、毎日会う同僚に嫌われているのですから、トータルではマイナスです。しかし損でも合理的な一貫性を貫かなくてはいけないと、いつも大人気なく思うのです。

病気でしょうか。
病気だとしてもかまわないのですが。