マルクス、ここにきて資本の中のお金の流れを閉じられた枠の中で考えるという論理にチャレンジしています。

不変資本+労働賃金+剰余価値 がトータルの生産物の価値なのですが、これをマルクスは、生産手段の生産と消費手段の生産の2系統に分けて、それぞれの不変資本、労働賃金、剰余価値、の関係について論じています。これらの関係を、あーでもない、こーでもないと延々と論じています。

それぞれの関係を様々に繰り返して説明していて、もうこれは数学の教科書みたいな感じです。例えば高校の数学でベクトルとかやりました。ベクトル自体は分かるのです。教科書に書いてある程度のことは理解できます。ただベクトルの存在意義みたいなことが分からない。マルクスの「資本論」5巻も同じで、生産手段と消費手段との2系統に分けて考える必然性が分からない。
資本論が出て100年以上がたってますから、この辺の必然性みたいなことを詳細に論じてきた歴史みたいなものもあると思います。長いものには巻かれろではないですが、歴史のマジョリティーみたいなものを知らないと、資本論のここだけ読んで、マルクスが正しいとか正しくないとかの判断をするというのは極めて難しいですね。

資本論第二巻第三篇「社会的総資本の再生産と流通」というは、この本の中での一つの難所なのではないでしょうか。


資本論
絶対的剰余価値の生産            
相対的剰余価値の生産
資本の蓄積過程
本源的蓄積
岩波文庫 第四巻
岩波文庫 第五巻
岩波文庫 第六巻
岩波文庫 第七巻
岩波文庫 第八巻
まとめ
廣松 渉 「マルクス主義の地平」


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