トレジャー・ファクトリーは
株価 1486円
配当 18円

PER26.39 倍PBR5.63 倍
と、かなりの割高になっています。

優待は年1回で、
100株でクオカード1000円分が実質的なメインです。あと、20%買取金額アップクーポンとプレゼント抽選券「トレジャーロト」がオマケみたいについてきます。

私は2年以上前にトレジャー・ファクトリーを優待狙いで100株だけ買いました。この「トレジャーロト」というのを一回やってみたくて。これが実際送られてきてみると、単なる銀剥がしくじで、つめの先でガリガリ削ってはいハズレみたいな感じです。今まで2回「トレジャーロト」をやって一度も当たっていないです。トレジャー・ファクトリーのホームページで確認すると、1等2等3等全部あわせて50人しか当たりません。東証一部ですから株主数は2000人以上いるでしょう。確率からすると、生涯トレジャー・ファクトリーを現物保有しても一生に一度「トレジャーロト」が当たるなら、それは運のいい人生だったという部類になるでしょう。

「トレジャーロト」目当てに株を買ったのですが、しかしトレジャー・ファクトリーはその後株価4.3倍というちょっと考えられない株価の上昇振りです。トレジャー・ファクトリーなんていうのは結局「古着屋」だと思うのです。「古着屋」が悪いわけでは全くないのですが、「古着屋」に利益を期待してはいなかったのです。

しかし今から思い返してみると、古着屋というのは都心近郊のマイルドヤンキーにかなり需要があると雑誌で読んだことがありました。マイルドヤンキーは年収は低いでしょうが、実家暮らしと貯金をしないという性向でかなりのマーケットを持っているらしいのです。マイルドヤンキーは私から見れば奇妙な服が好きみたいですが、マイルドヤンキー間でトレジャー・ファクトリーを介して古着が循環しているのでしょう。ヤンキーの間で奇妙な車が循環しているのと同じ事です。
マイルドヤンキーは親に助けられての消費ですから、何年かすれば時の流れの必然としてマイルドヤンキー消費も縮小していくでしょう。ですからトレジャー・ファクトリーをここから買うというのも厳しい。しかしとにかくトレジャー・ファクトリーは一発当てたわけですから、私は素直にすごい、ありがとう、と思っています。