豊饒の海二巻は一巻よりさらにいい。場面は昭和7年。昭和7年という設定がいい。

戦前の昭和というのは忘れられた時代。現在を基点に考えれば、日本であって日本でないような。イメージとして戦前の昭和は「暗黒」っていう感じだけど、そうではないよ。議会制民主主義も存在してた。言論の自由も天皇に障らなければ自由。
精神的にも自由。年金制度も失業保険も生活保護もないんだから、ある意味国家からも自由だよ。

自由だけど修羅の時代。総理大臣はどうやって決めるかというと、元老たちが合議でが指名する。元老とは何かというと、実質、西園寺公望。その西園寺公望が世の中の空気を読んで、総理大臣を指名する。西園寺さらにその後継者に指名された総理大臣たちはどうなったか。

浜口雄幸 暗殺
犬養毅 暗殺
高橋是清 暗殺
斎藤実 暗殺
廣田弘毅 処刑
近衛文麿 自殺
東条英機 処刑

暴れ馬に、みなか゜しがみついていたような日本というものが存在してた。あの時代を知らずして、保守とかリベラルとか、靖国とか天皇とか、そういうことは語れない
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