NHK受信料未払いは法律違反ではありますが、罰則はありません。NHK受信料を払わないからといって、家に警察が来ることはありません。
立花孝志氏の動画での説明
日本において税金以外の借金については、お金を返さなくても罪には問われません。
ただ罪には問われなくても、裁判で負けての差し押さえが怖いという人は多いと思います。しかし差し押さえというのは簡単にできるものではありません。裁判所が支払い命令をしたからといって、裁判所の職員が借金の取り立てを手伝ったりはしません。
お金を返してもらいたい人は裁判所の支払命令書を持って、自分で債務者の給料や銀行口座の差し押さえをしなくてはなりません。
債務者の給与や銀行口座のお金を差し押さえることにおいて一番難しいことは、債務者がどこの会社に勤めているかとか、どこの銀行に口座を持っているかを調べることです。
【差し押さえは難しい】
ある人物がどこの会社に勤めているかを調べることは難しいです。苦労して調べても、給与で差し押さえできる範囲は決まっていて全額差し押さえは出来ません。さらに転職されてしまえば、もう一度調べなおしです。給与の差し押さえは、差し押さえる側にしたらとてもペイするものではありません。
普通差し押さえは、銀行口座に対して行われます。しかし銀行口座の差し押さえ申請は、銀行の支店単位で行わなくてはなりません。
債務者が使っている銀行口座支店を特定するのは困難な場合が多いです。銀行の少ない田舎に長期間定住しているというのなら、債務者の銀行口座支店まで特定のは難しくはないでしょうが、銀行口座を開いた後引っ越したとか、職場の近くの銀行で口座を開いたなどという場合、債務者が使う銀行口座の支店を特定するのはほとんど不可能です。
【差し押さえを回避した方がいい場合】
立花孝志氏がこの動画内で、住宅ローンを抱えている人は差し押さえを回避した方がいいと言っています。
住宅ローンを組んでいる人は、住宅を担保に銀行からお金を借りているという形式をとっています。ですから登記簿から付き合いのある銀行の支店名までが第三者に分かってしまいます。
立花孝志氏はこのような意味で、住宅ローンを抱えている人は差し押さえを回避した方がいいと言っているのでしょう。
【不合理な借金は踏み倒す】
罰則がないからといって、自分が借りたお金は返さなくてはいけません。しかし借りてもいないお金は、たとえ裁判所の支払命令書があるからといっても支払う必要はありません。
世の中、長いものに巻かれなくてはならない、なんていう場面もあるでしょう。しかし、借りた覚えもないお金を自ら進んで払う必要はありません。
社会の中で生きていくには、強い気持ちが必要です。
強い気持ちとは何かというと、具体的には、不合理な借金は踏み倒すぐらいの気概というぐらいのことでしょう。
唯々諾々とお金を払っていては、今の世の中生きて行かれません。
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