magaminの雑記ブログ

2019年03月

物語の形式というのは以下の4つになります。

1 神話

2 悲劇

3 ポリフォニー(多声的)小説

4 モノローグ(独白的)小説


それぞれにそれなりの面白さがあります。

歴史的に小説世界は、1から4の形式に順次移行していったと考えられます。これが物語の進歩であるか、堕落であるかは葉判断の分かれるところだとは思いますが、進歩と考えるのが常識的でしょう。

様々な物語や小説は
1 神話
2 悲劇
3 ポリフォニー(多声的)小説
4 モノローグ(独白的)小説
に分類できると思います。

人間というのは面白いものを面白いと感じます。しかし、なぜ面白いものが面白いのか、面白いとは何なのか、ということは難しい問題になってきます。

その辺のところに切り込んでいこうと思います。

伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」という小説を例にして、面白いとは何なのか、について考えていきます。

「オーデュボンの祈り」は伊坂幸太郎のデビュー作なのですが、「オーデュボンの祈り」を読んだことのない人のためにあらすじを説明します。



「オーデュボンの祈り」あらすじ

まず主人公の青年が、他所と交流を絶って久しい島に連れてこられる。青年は島を歩き回っていろんな人と知り合いになる。最重要のキャラクターは、未来を知ることができる喋るカカシだ。田んぼの真ん中に立っている。
このカカシって結構最初の方で殺される。殺されるといってもカカシなんだけれど。カカシ殺しの犯人が強力に追及されるのかというと別にそうでもない。主人公はペンキ屋の青年と一緒に天気を予報するネコを見に行ったりとか、ペンキ屋の青年が憧れの女性とデートしたりとか、主人公が知らない女の子からフライパンとバターをもらったりとか、少女が道端で寝転んでいたりとか、船長が川原でブロックを集めていたりとか、意味があるとも思えない出来事がバラバラに起こり続ける。多少重要だろうと思われることは、嫌われ者のさえないオヤジが殺されたことだ。しかしこのオヤジは島にごく最近来ただけで、島民はほとんど無関心。

460ページの本も残り100ページを切って、これ後どうするの? と心配になってくる。

ところが伏線は強引に回収された。
カカシは、未来を予言するカカシではなく、未来をコントロールするカカシだった。小説内の無意味と思われる出来事は、じつはカカシが望む未来の一事象のためのカカシによる誘導だった。
そしてカカシが望む未来の一事象とは何かというと、これが何と鳩のつがいの保護だった。

まさか二羽の鳩のために世界が回っていたとは!

そういえばみんなチョイチョイ鳩のことを語っていた。この小説の題名「オーデュボンの祈り」のオーデュボンも100年ほど前のアメリカの鳩学者らしい。かつてアメリカにはある種の鳩が20億羽いたらしい。この鳩が集団で飛ぶと何日も空が暗くなったという。
崇高な二羽の鳩のために伏線は回収され、世界が整合性を持って立ち現れる。


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あらすじだけではなく小説の意味の説明までしてしまいましたね。

未来をコントロールするカカシが「神」ということで、カカシが喋って生きている間は、「オーデュボンの祈り」は神話と判断できます。このカカシは小説の3分の1ぐらいのところで殺されるのですが、そのあと物語世界は混沌に落ち込むかというと、そういうわけではありません。神であるカカシの余光みたいなものが残っていて、運命にコントロールされる人間の話に移行します。

すなわち、神話から悲劇に物語が移行していきます。

「オーデュボンの祈り」では、予定調和的に、たちの悪いサイコパス警官が成敗されてめでたしめでたしということになって、
「これ、悲劇なの?」
という意見の人もいるかもしれませんが、サイコパス警官にとっては悲劇です。

神話において神が死んだので混沌世界に移行するのかというと、実際には世界は悲劇世界で踏みとどまる、みたいなことになるわけです。

私たちが物語を面白いと感じる理由がちょっと見えてきてませんか?

神が死んで世界が崩壊するかもしれないという不安が、悲劇という形式の登場で解消されるという点が「オーデュボンの祈り」の面白さを支えているんだと思うのです。

量子物理学的に考えると、神話という高い位相から悲劇という一段低い位相に移行することによってエネルギーが出て、そのエネルギーを面白さを感じる受容体が感受して、私たちは面白く感じるということになるのではないでしょうか。

よくわからない例えを出してしまったのですが。

結局、
1 神話
2 悲劇
3 ポリフォニー(多声的)小説
4 モノローグ(独白的)小説
への移行は、進歩という物ではなく堕落と考えるのが妥当ではないかと思います。



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【立花孝志氏がNHKをぶっ壊そうと決意した理由】

立花孝志氏は、2004年7月NHK本部編成局(経理)に異動になって、2005年の7月にNHKを退職しています。この一年に何かがあったということです。

以下の動画によりますと、2005年3月24日に、NHKから「NHKを潰さないといけないとの過度な社内発言」を指摘された内容証明郵便を受け取っています。



立花孝志氏が動画内でも告白しているように、過激な言動、同じ言葉を繰り返す、繰り返し電話をする、などの行為は、躁うつ病の症状でしょう。

立花孝志氏が躁うつ病になった理由というのは、2004年7月NHK本部編成局(経理)への異動がきっかけでしょう。
紅白チーフプロデューサーの横領発覚が2004年7月20日です。NHK本部編成局に移動になった立花孝志氏は、ただちにこの横領事件の内部調査という仕事を始めます。

立花孝志氏が横領事件の内部調査のためにNHK本部編成局に移動になったのか、それともNHK本部編成局に移動になってみたら紅白チーフプロデューサーの横領が発覚したのか、どちらなのかは分かりません。ただ立花孝志氏が、横領事件の内部調査という重要な仕事を任された、ということから、立花孝志氏は2004年7月の時点では躁うつ病ではなかったと思われます。

2004年7月の紅白チーフプロデューサーの横領発覚というのは当時の大事件です。不祥事を受けて、2004年9月9日に衆議院総務委員会ではNHK会長であった海老沢勝二の参考人招致が行われました。

以下の動画によると、調査によって立花孝志氏は、この横領事件は紅白チーフプロデューサーの個人的犯罪ではないことを知るようになったということです。NHK芸能部全体で20億から30億の金が消えていると。組織的な横領があったことは明らかだそうです。



NHKとしては組織的な横領ではまずいので、被害を一番最初にばれた紅白チーフプロデューサー1人に限定する方向で組織防衛を図ります。
そしてここが重要なのですが、動画内で立花孝志氏が指摘するところによると、NHK芸能部にお金をキックバックした業者の社長が、警察の取り調べを受けた当日に東京湾に車で飛び込んで自殺したそうです。

立花孝志氏はこの自殺を殺人ではないかと疑っています。



立花孝志氏の躁うつ病の引き金は、この疑いによってだと思われます。立花孝志氏にとっては、組織的横領自体は想定内だったでしょう。自身もソルトレークオリンピックで裏金を作ったと、同じ動画内で告白しています。

横領はまだいいとして、殺人があったとしたら、これはまずいです。この殺人事件への疑いが、立花孝志氏を躁うつ病に追い込んだ原因だと推測します

実際に殺人事件があったかどうかというのは、もう分からないのです。ここを追及すると陰謀論のようなことになります。
ただ、殺人を犯したと自分に疑わせるレベルの公共放送は解体されなくてはならない、という立花孝志氏の信念は簡単に否定することは出来ません。

立花孝志氏「NHKから国民を守る党」の政治活動は、金目当てではないか、何となく怪しい、ただの権力欲、目立ちたいだけ、などと思われがちでしょう。

しかし立花孝志氏の動画を詳細に見てみると、彼は彼なりの正義感(多くの人にとっては奇怪な正義感だと思われるかもしれないが)に立脚して行動していると判断できます。

立花孝志氏は、もしかしたら頭がおかしいのかもしれませんが、金目当てとか目立ちたいだけとか、そのようなことはありえないです。


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ネタバレありです

「バイバイ、ブラックバード」は太宰治の「グッド・バイ」の伊坂幸太郎流の続編として書かれています。


【「バイバイ、ブラックバード」あらすじ】

「バイバイ、ブラックバード」は5編+αからなる連作短編集です。

主人公の星野一彦はなんらかの理由で「あのバス」に乗せられてどこか遠くに連れていかれることになってしまいます。星野の監視役として組織から繭子という女性が派遣されます。

繭子なのですが、マツコ・デラックスをイメージしてもらえればいいと思います。

星野はバスに乗せられてどこか遠くに連れていかれる前に、今付き合っている5人の女性に一人ずつ別れを告げることが認められます。

バイバイブラックバードⅠ 廣瀬あかり

星野と廣瀬あかりはいちご狩りで出会いました。キチンとした格好の星野が一人でいちご狩りに来ていることに、廣瀬あかりが興味を持ったのが二人が付き合うきっかけでした。
繭子の提案で、星野が巨大ラーメンを食べきったら、廣瀬あかりはスッパリ星野と別れるということになります。出会いがいちごの食べ放題だったから、別れは巨大ラーメンなのが運命だ、というよくわからない理由が語られます。

バイバイブラックバードⅡ 霜月りさ子

星野が車を刑事に乗っていかれて呆然としていたところに、霜月りさ子が通りかかりました。彼女が星野に同情したことをきっかけに二人は付き合い始めました。
星野は突然の別れの償いとして、霜月りさ子の車を当て逃げしていった犯人を捕まえることにします。

バイバイブラックバードⅢ 如月ユミ

深夜にロープを抱えて歩いている如月ユミに星野が話しかけたことが、二人の付き合うきっかけでした。
如月ユミは星野と別れることをあっさりと承諾します。そのお礼というわけではないのですが、星野と繭子は、如月ユミとその友人との狂言強盗ごっこを手伝うことにします。

バイバイブラックバードⅣ 神田美奈子

星野と神田美奈子は耳鼻科病院で出会いました。耳鼻科医院というのは全国に1万軒ぐらいあるらしく、2人がであったのは運命だったみたいな考え方もあります。
別れを告げるために訪ねてきた星野に、神田美奈子は「自分は乳癌かもしれない」と告げます。精密検査の結果が明後日明らかになるというのです。星野はその結果を知りたいと思うのですが......

バイバイブラックバードⅤ 有須睦子

有須睦子は有名女優です。彼女と星野が付き合うようになったのは、星野が有須睦子の撮影現場にたまたま訪ねてきていたから、というものでした。
一般人の星野と有名女優とは釣り合わないと。しかし、有須睦子が星野に興味を持った理由は、彼女も忘れてしまっていたかつての運命的な思い出にあって.......

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【「バイバイ、ブラックバード」 意味の解説】

「バイバイ、ブラックバード」は太宰治の「グッドバイ」の続編をイメージして書かれたらしいですが、言われなければ全く気が付かないでしょう。
「グッドバイ」でのキヌ子に当たる人物が繭美なのでしょうが、 キヌ子は「運命に軽やかに逆らう」キャラクターですが、繭美は運命をコントロールする側ですから。

星野は「あのバス」に乗せられてどこかに連れていかれ酷い目に合うらしいのですが、「あのバス」を運行する組織とは何か、どこに連れていかれてどのような酷い目に合うのか、は本文中では全く明らかにされません。
さらに星野が連れていかれる理由なのですが、本文中に「借金」とは書いてはあるのですが、どのような借金なのかは明らかにされません。
伊坂幸太郎は自作解説の中で、

「あのバスとは何か、という読者の期待に応えられていたかは、まあ読んでいただければと思うのですが、ちょっと申し訳ないです」

と語っています。

さらにバスの説明をしなかった理由として、

「ロシアの映画に『父、帰る』という作品があって、作中で登場人物のディテールへの言及がないという体裁がすごく神話っぽいなと思いまして、それと同じことをやりたくなったんですよ」

とあります。

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伊坂幸太郎は「神話っぽい」と言っていますが、正確に言葉を選べば「悲喜劇っぽい」ということになるでしょう。

近代以降の小説という形式は、小説世界の整合性はその世界内で完結している、というものです。それに対して悲劇の形式とは、悲劇世界の整合性は別の世界の意思のようなものによって担保されていて、悲劇世界の人間は、別の世界によって指定された運命に従って物語を紡いでいく、というものです。

悲劇世界においては、人間は世界の意味について知ることは出来ないし知る必要もない、という設定になっています。「バイバイ、ブラックバード」の読者が「あのバス」の意味を知ることができないのと同じです。

この流れで星野一彦が、なぜ「あのバス」で連れていかれなくてはならなかったのか、どこに連れていかれるのか、を説明してみましょう。

星野は5人の女性の運命をコントロールしてしまいました。正確に言うと、5人の女性は星野との出会いを運命だと思ってしまいました。
しかし悲劇世界で運命をコントロールできるのは、人間には知ることの出来ない別世界の意思だけです。星野は悲劇世界での禁忌を犯したと。星野は、この世界の運命をコントロールする意思に対して借金があるということになります。だから「あのバス」で連れていかれます。

星野がどこに連れていかれるかというと、悲劇世界をコントロールする意思の世界へでしょう。それがどのような世界かというのは語ることができません。これを語ってしまうと悲劇世界が壊れてしまいますから。

伊坂幸太郎の小説というのは、小説の形式ではなく悲劇の形式を踏襲しているでしょう。

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【「SOSの猿」 あらすじ】

「私の話」と「サルの話」が並行して進みます。

「私の話」での主人公は、弱いくせに人の不幸を見過ごすことができない遠藤二郎君です。職業は家電量販店での販売員なのですが、除霊のボランティアをやっています。

二郎君は昔イタリアに留学した時に、ちょっとしたきっかけで悪魔祓いをする神父に弟子入りしていた経験がありました。

二郎君が除霊ができるという噂を聞きつけられて、親戚のおばさんに、引きこもっている自分の息子の様子がおかしいので試しに除霊をしてほしい、と頼まれてしまいます。

気が進まない中、その息子(真人君)に会いに行くと、真君は、

「自分は孫悟空である」

と、さらにそのことを証明するために

「例えば窓の外を歩いているあの男の半年先の未来までを予言する」

というのです。

真人君が語った一人の男の半年間の物語が「猿の話」ということになります。


「猿の話」での主人公は五十嵐真です。小説の構造上、ここはネタバレになるのですが、真人君の部屋の窓の前を歩いている男の名前は五十嵐真であると、真人君自身が語りだすわけです。

五十嵐真はコンピューターのシステム開発会社に勤めているのですが、システムを納入した先の証券会社で、株の誤発注事件が起こります。

証券会社の社員が、『20万円1株売り』の注文を間違えて『1円20万株売り』とやってしまい、気が付いて注文を取り消そうとしてもコンピューターシステムに受け付けてもらえず訂正できませんでした。結果、証券会社は300億円の損害を被ります。

株取引のコンピューターシステムに不都合があったのかなかったのかを調査するために送り込まれたのが五十嵐真でした。

五十嵐真の調査によると、誤発注した証券会社社員は寝不足であったと。寝不足であった理由は、前夜隣の部屋がうるさかったからだと。
何故うるさかったのかというと......  ここから先は孫悟空も現れて、五十嵐真と共に因果関係を探索していきます。

「五十嵐真の話」は真実を確かめる話です。
半年たって、遠藤二郎君とそのゆかいな仲間たちは、半年前に真人君の部屋の窓の外を歩いていた男を実際に捕まえて、真人君の話は真実であるのかどうかを確かめようとします。

結論から言うと、真人君の話はだいたい合っていました。男の名前が五十嵐真であるということ、株の誤発注事件が実際に起こったということ、などは合っていたのですが、誤発注を起こしてた証券会社の名前、証券会社の損失額というのは、真人君の話とは多少違っていました。

真人君の話によると、証券会社社員を寝不足にした隣の部屋には、とんでもなくタチの悪いDV男が住んでいるということでした。真人君の話がおおむね真実なら、よし今からみんなでそのDV男と対決しに行こうということになりました。

DV男は自滅します。そして株の誤発注事件を前もって知っていた真人君は株取引で大金を得ます。真人君はその儲けたお金でかわいそうな人たちを救い、話は終わります。

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「SOSの猿」意味の解説

本作にある株の誤発注事件というのは、2005年にみずほ証券がおこした「ジェイコム株大量誤発注事件」がモデルになっているでしょう。この事件で20億円の利益を得た個人投資家が「ジェイコム男」と命名されたりしました。

当時の個人投資家の話題はこのジェイコム男についてではなく、証券会社の空売りシステムについてでした。空売りとは、信用取引において持っていない株を売ることの証券用語です。当時個人投資家は日本証券金融が指定した銘柄しか空売りできなかったのですが、この事件によって、証券会社は新興市場に当日新規上場したような銘柄でも無限に空売りできるのだと明らかになりました。


伊坂幸太郎の小説は、個人の意思による勧善懲悪を排除して、運命をつかさどる神の采配としての勧善懲悪を目指す、という特徴があります。

伊坂幸太郎はジェイコム事件から、あぶく銭は運命をつかさどる神によって困窮している人に再配分されたら、のようなインスピレーションを得たのでしょう。

運命をつかさどる神の手下として、「孫悟空」が登場させられているのでしょう。


この「SOSの猿」は、五十嵐大介の「SARU 」とのコラボ企画です。「SARU 」を読めば、「SOSの猿」の伏線をより多く理解できるでしょう。

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NHK自身が語る、NHKがスクランブルをしない理由は以下のようなものです。

1
NHKは、広く視聴者に負担していただく受信料を財源とする公共放送として、特定の利益や視聴率に左右されず、社会生活の基本となる確かな情報や、豊かな文化を育む多様な番組を、いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供する役割を担っています。

2
緊急災害時には大幅に番組編成を変更し、正確な情報を迅速に提供するほか、教育番組や福祉番組、古典芸能番組など、視聴率だけでは計ることの出来ない番組も数多く放送しています。

3
スクランブルをかけ、受信料を支払わない方に放送番組を視聴できないようにするという方法は一見合理的に見えますが、NHKが担っている役割と矛盾するため、公共放送としては問題があると考えます。

4
また、スクランブルを導入した場合、どうしても「よく見られる」番組に偏り、内容が画一化していく懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法がうたう「健全な民主主義の発達」の上でも問題があると考えます。


無題


【1 番組を、いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供する役割】

いつでもどこでも、なんていうのが困るのです。

自分の作る放送コンテンツが日本の社会生活の基本を形成しているから、日本に居住するすべての人は自分の放送コンテンツに課金するべきだ、などという意見は認められるものなのでしょうか。
このような発言は周りから言われるならまだしも、自分から言うのはどうなのでしょうか。

エリートマスメディアがバカな庶民を善導するという戦後リベラル的な思考パターンを継承しているのでしょうが、もう今の時代には受け入れられないレベルの言論でしょう。


【2 緊急災害時には大幅に番組編成を変更し】

災害時はNHKだとよく言われますが、今の時代、災害時に情報を得る手段はスマホでしょう。
詳しくは立花孝志氏の以下の動画にあります。




【3 スクランブルは一見合理的に見えますが、NHKが担っている役割と矛盾】

一見合理的に見えるのならスクランブルをかける十分な理由になるでしょう。スクランブルをかけない真に合理的理由は政治が考えるものであって、NHK自身が考える筋合いではないです。

スクランブルをかけない理由をNHKが自分で考えてしまった場合、必然的にNHKという組織の維持のためにはどうすればいいか、という思考に帰着してしまいます。しかしNHKという組織の維持なんていうことは、受信料を払う側にとってみれば何の関係もありません。


【4 視聴者にとって番組視聴の選択肢が狭まって、健全な民主主義の発達の上で問題】

チャンネル数が少なかった昭和の時代ならともかく、ネットで海外の放送コンテンツも見られる時代に、「NHKがなければ番組視聴の選択肢が狭まる」、とは恐れ入った意見発表です。

それほど自分の放送コンテンツに自信があるのなら、スクランブルしてさらに値上げでもすればいいと思いますが。

NHKは自分たちが良質なコンテンツをつくってもバカな国民は理解できないだろうから、受信料を強制的に徴収して、自分たちの考える「良質な番組」なるものを国民に押し付けて問題ないと。さらには自分たちの考える「良質な番組」を国民に押し付けることが、「民主主義の発達の上で有益」とすら考えています。

朝ドラや大河や紅白という番組は、「民主主義の発達の上で有益」なのでしょうか?


NHKがスクランブルを拒否するなら、自信をもっとスリム化して、真に民主主義の発達の上で有益な番組のみ放送するべきでしょう。



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ネタバレあります。

【「あるキング」 あらすじ】


仙醍市の万年最下位のプロ野球団「仙醍キングス」のかつての名選手で現在は監督の南雲慎平太が、最後の試合中に亡くなります。同じ夜に、主人公である山田王求(おうく)が産声を上げるところから物語は始まります。

山田王求は、熱狂的な仙醍キングスファンである両親のもとで野球に打ち込み、高校生になると素晴らしい才能を開花させていきます。

しかしこの両親の野球教育に対する熱血ぶりは異常で、野球の試合で王求を敬遠しないように相手チームに賄賂を渡したり、最後には王求に暴力をふるった少年を殺害さえしてしまいます。

父親が殺人犯となってしまった王求は高校野球を中退してしまうのですが、18歳の時に仙醍キングスのプロテストを受けて合格します。

王求はプロ1年目から活躍するのですが、殺人犯の息子という理由で、対戦相手だけではなくチーム内にも王求の活躍に不満を持つ人がいたりします。

試合中、仙醍キングスの打撃コーチに腹部を刺された王求は、激痛に耐えながらホームランを打った後に力尽き死んでいきます。その同じ時刻に、仙醍市内では熱狂的な仙醍キングスファンの両親のもとに一人の男の子が生まれようとしていました。


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【「あるキング」 意味の解説 】

この「あるキング」では、シェイクスピアのマクベスにでてくる魔女のセリフである「きれいはきたない、きたないはきれい」を全編で強調しています。

「きれいはきたない、きたないはきれい」を英語の原文では、Fair is foul、foul is fair と書きます。このフェアーとかファウルとかを野球に引き付けて、

「Fair is foul、foul is fair」を
「ファウルはフェアー、フェアーはファウル」

と、そのままで解釈していこうということですね。

「マクベス」において、予言する3人の魔女が国王マクベスに

「きれいはきたない、きたないはきれい」

とささやきます。

この意味なのですが、悲劇という運命の物語の中では合理的な言葉、例えば「きれいはきれい、きたないはきたない」などというものは価値がない。「きれいはきたない、きたないはきれい」などと意味不明な言葉を発するぐらいでちょうどいい、というぐらいの3人の魔女によるアピールでしょう。

この考えを「あるキング」に当てはめると、運命という物語の中では天才野球人である王求も、その才能が必ずしも報われるとは限らないということになりますか。
才能は王求固有の所有物ではなく、受け継ぎそして伝えていくものなのでしょうから。




底辺会社勤務の男性は、半分以上が40歳になっても50歳になっても結婚しない。女嫌いの男というのはほとんどいないと思うので、まあ彼らは結婚できなかったんだろう。


【結婚している奴らもいる】

でも結婚している奴らもいるわけだ。給料が安いという条件は同じなのに、何が違うんだろう。よく言われるのが、イケメンならモテるんでしょうとか、親が金持ちだと強いよねとか。でもね、イケメンなんてそういるものでもないし、親が金持ちのヤツは底辺会社で働いたりしないだろう、そもそも。

給料が安くても結婚できるヤツというのは、人に対して「一緒に頑張っていこう」と思っていることが多い。女の子に対しても、一緒に頑張っていこうよアピールをしたんだろう。
これにたいしてね、給料も安いくせに「俺についてこい」みたいな態度では、今の時代、結婚なんてとても無理だよ。

40にも50にもなって結婚していないやつが周りに半数以上いると、職場での会話に困る。たいがい男同士で無難で盛り上がれる話というのは、女のオッパイかお尻についてなんだけれど、この類の話ができにくくなる。
結婚していないから女の話を振れない。そのうち、こいつ童貞なんじゃないかと疑念すらわいてくる。
本当に冗談抜きで。
50にもなって童貞なんてありえないとは思うのだけれど、女の話が振られないから女の話をしない、女の話をしないから女の話が振られない、10年も15年も女の話をしないから童貞を疑われる、なんていうヤツは底辺会社にゴロゴロいる。陰で「あいつらまとめて童貞トリオ」とか呼ばれたりする。

自分はスクールカーストで下位だったし、結婚はヤバいなと思ったら、若いうちから女性に対して「一緒に頑張っていこう」という態度で接していった方がいい。できもしないのに「自分が、自分が」なんて思ってちゃダメ。できなくてもいいんだよ、できないから一緒に頑張っていくんだから。
とにかく50にもなって童貞トリオなんて呼ばれたら最悪だろう。呼ばれたことないから知らないけど。

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底辺の仕事で働く人たち 【中産階級の知らない底辺世界紹介



NHKがなくなった場合の問題点をあげて、これに反論してみたいと思います。

1 高校野球、相撲、オリンピックなど、これまでNHKが放送していたスポーツ番組が見られなくなる
2 国会中継、選挙時の政見放送が見れなくなる
3 民間放送だけになってしまうと、収益優先のテレビになってしまう
4 フェイクニュースが歯止めなく生まれ、事実と虚像の判断が困難になるリスクがある
5 日本の国益が守られる放映上の仕組みが崩壊する


【1 高校野球、相撲、オリンピックなど、これまでNHKが放送していたスポーツ番組が見られなくなる】

無題


NHKが高校野球や相撲の放送から撤退したなら、他の媒体が放送するようになります。ダゾーンなどで放送するようになるでしょう。ダゾーンは有料ですが、NHKも有料ですから。

そもそも、野球や相撲などの娯楽スポーツ番組を公共放送で流す必要があるのでしょうか。昭和の時代なら、公共放送が国民の元気を醸成するためにスポーツも放送するという意味もあったでしょうが、今の時代は多くの有料スポーツチャンネルがありますから、公共放送が特定のスポーツを囲い込んで放送する必要はないでしょう。


【2 国会中継、選挙時の政見放送が見れなくなる】

国会中継は、政府がインターネット審議中継というのをすでにやっています。
政見放送は著作権フリーですから、ネットでいくらでもあげられます。


【3 民間放送だけになってしまうと、収益優先のテレビになってしまう】

NHKも視聴率優先の番組があるのではないでしょうか。NHKの朝ドラ、大河ドラマ、紅白、などは、月額1310円の受信料のための言い訳的な番組になっているのではないでしょうか。

  NHK受信料額表
契約種別 支払方法 月 額 2か月払額 6か月前払額 12か月前払額
地上契約 口座・クレジット 1,260 円 2,520 円 7,190 円 13,990 円
継続振込等
1,310 円 2,620 円 7,475 円 14,545 円
衛星契約 口座 ・クレジット
2,230 円 4,460 円 12,730 円 24,770 円
継続振込等 2,280 円 4,560 円 13,015 円 25,320 円


そもそも収益優先のテレビだけになったとして、何か問題があるのでしょうか。

収益優先でないテレビこそが真実を伝える、などと信じるとするなら、ちょっとおめでたい感じがします。収益優先でないマスメディアの中枢が真実を知っている、ということが前提とされています。この前提は何によって保障されるのでしょうか。


【4 フェイクニュースが歯止めなく生まれ、事実と虚像の判断が困難になるリスクがある】

案外と事実と虚像の判断は困難にはならないものです。
昔ファミコンが流行った時、大人たちは、子供たちの頭の中でゲームの世界と現実の世界との区別がつかなくなってしまうのではないかと心配したものです。しかし仮想と現実を取り違えるような子供はほとんど現れませんでした。

時は流れて、「ェイクニュースが歯止めなく生まれ、事実と虚像の判断が困難になるリスクがある」、などと心配する大人が現れるようになりました。

ファミコンもフェイクニュースも仮想と現実を区別するシステムを破壊するようなことはありえません。

ただ何かの権威に寄り掛かって物事を判断するような人は、NHKのような権威がなくなったらこれまでの判断の基準を失って困惑するでしょうし、日ごろから自分の頭で考えるような習慣を持つ人は、これまで通り全体の整合性によって仮想と現実とを区別し続けるだろうという、二つの傾向があり続けるだけです。


【5 日本の国益が守られる放映上の仕組みが崩壊する】

NHKは無駄な視聴料を国民から徴収することによって、日本の経済的な国益を棄損しています。国益が守られている放映上の仕組みなるものがあるとしても、それは経済的な国益との釣り合いの上に成り立つものです。現状は、二つの国益は釣り合っていないのではないでしょうか。


【結論】

NHKは視聴料を払わない人にはスクランブルをかければいいのです。スクランブルをかけることによって、NHKはあるべき姿に向かって縮小していくでしょう。

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【立花孝志 経歴】


1967年8月15日大阪府泉大津市生まれ。

3つ年上の姉が一人いる。

立花孝志氏が5歳の時に両親が離婚。離婚理由は父母両方の浮気。

母親が家を出て、立花孝志は5歳から10歳まで、父、姉、との父子家庭生活。
父親は食費を子供に渡すだけのネグレクト状態。

孝志10歳、栄養失調で倒れる。結果、父母再婚。

家庭の事情により、15歳から一人暮らし。

高校卒業時に新卒でNHK入社。

24歳で結婚して、子供は二人。

19年4カ月NHK勤務

NHK退職後、パチプロとして生活。

2012年にユーチューブをはじめる。

2013年、「NHKから国民を守る党」を立ち上げ、本格的に政治活動を始める。


詳細は以下の動画です。




立花孝志氏が10歳の時の父母の再婚というのは、同じ当人同士の再婚です。元のサヤに収まった、ということになります。


立花孝志氏のホームページには、以下のような経歴が書かれています


1986年 3月 大阪府立信太高校 卒業
1986年 4月 NHK入局 和歌山放送局 庶務部に配属
1991年 7月 NHK大阪放送局 経理部に異動
1992年 7月 NHK大阪放送局 放送センター(編成)に異動
1998年 7月 NHK本部報道局 スポーツ報道センター(企画・制作)に異動
2004年 7月 NHK本部編成局(経理)に異動
2005年 4月 週刊文春でNHKの不正経理を内部告発
2005年 7月 NHKを依願退職
2005年 8月 フリージャーナリストとして活動開始
2011年 11月 インターネットテレビ「立花孝志ひとり放送局」の放送を開始
2012年 9月 立花孝志ひとり放送局(株)を設立し初代代表取締役に就任
2013年 6月 政治団体【NHKから国民を守る党】初代代表に就任
2015年 4月 千葉県【船橋市】議会議員選挙 初当選
2016年 7月 東京都【知事】選挙に立候補【NHKをぶっ壊す!】が流行
2017年 11月 東京都【葛飾区】議会議員選挙 当選


【立花孝志氏の他の動画から分かること】

NHK本部勤務時代に女優の愛人が存在。
NHK退職後、妻と離婚。2019年3月現在独身。
元妻の職業は看護師。

など。

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