遠野は岩手県の中部、北上川の東にある町らしいですよ。

遠野物語は遠野地方に伝わる伝承みたいなものをまとめたものです。その中からいくつかインパクトのあるものを紹介していきましょう。遠野物語の原文は文語体で書かれていますから、私が読みやすく口語に変換していきましょう。

川にはカッパが多く住んでいた。村の家でカッパの子を身ごもった女がいた。生まれた子供は切り刻んで樽に入れて土の中に埋めた。
それはとても難産で、その子の手には水掻きがあった。その娘の母親もカッパの子供を産んだことがあるという。二代や三代の因縁ではないという者もある。

別の話。

貧しい百姓がいた。妻はもういなくて美しい娘がいた。この家は一匹の馬を飼っていて、娘はこの馬を愛し、夜は馬と一緒に寝て、ついにその馬と夫婦になった。父はその事を知り驚愕し、馬を連れ出して桑の木に吊り下げて殺した。娘はそれを悲しんで、馬の首にすがり付いて泣いた。父はこれを憎んで、斧で馬の首を切り落としたら、娘は馬の首に乗って天に昇って去った。

この生々しさ。心を空っぽにして、遠野物語だけを感じて欲しい。そうすれば何かが分かる気がするのです。
日本人はかつて自然と一体となって生活していたのでしょう。日本人の魂に歴史は伝承となって食い込んでいたのです。

遠野は北上川の東にあるらしいですよ。